漢字の部首一覧と部首名:読み方・調べ方・見分け方ガイド

2026年7月1日 Masa 漢字, 部首, 調べ方

漢字の部首は、読めない字を辞典で調べる時や、似た漢字を見分ける時の手がかりになります。ただし、見た目で左側にある部分が必ず部首になるとは限りません。この記事では、よく使う部首名、位置の呼び方、部首索引の使い方、間違えやすい見分け方をまとめます。

結論:部首一覧は「名前」だけでなく「位置」と「意味」で見る

部首一覧を使う時は、最初から全214部首を丸暗記しようとするより、よく出る部首を位置ごとに覚える方が実用的です。たとえば「氵」は水に関係する字に多く、「木」は木や植物、「言」は言葉や話すこと、「心」は気持ちや考えに関係する字でよく使われます。

一方で、部首は見た目だけでは決まりません。「聞」は門が目立ちますが、意味は耳で聞くことに関係するため、辞典では「耳」を部首として扱う場合があります。迷う時は、部首一覧で推測し、最後は漢字辞典や手書き入力で確認するのが安全です。

調べたいこと使う索引・方法向いているケース
読み方が少しわかる音訓索引・読み方検索音読み、訓読み、送り仮名の一部がわかる時
部首が見当たる部首索引さんずい、にんべん、くさかんむりなどが見える時
読みも部首も不明総画索引・手書き入力画像や紙の漢字を見て調べる時
旧字体・異体字かもしれない字体対応表・旧字体変換戸籍、古い資料、表札、古文書に出る字を確認する時

よく使う漢字の部首一覧

まずは、学習や辞典検索でよく出る部首を押さえましょう。ここでは、部首名、位置、意味の目安、代表的な漢字を一緒に確認できるようにしました。

部首部首名位置の目安意味の手がかり
にんべん人・動作・性質休、体、作、住
さんずい水・液体・流れ海、流、洗、池
きへん・き左・全体木・植物・材料林、校、板、根
ごんべん・ことば左・全体言葉・話す・記録話、読、語、記
心・忄こころ・りっしんべん下・左心・感情・考え思、忘、情、快
くさかんむり草・植物花、草、茶、薬
うかんむり家・建物・覆うもの家、室、宿、安
くち・くちへん左・全体口・声・囲み味、唱、問、右
もんがまえかまえ門・囲む形間、関、閣
しんにょう左下進む・道・移動近、道、通、送

部首名には「さんずい」「にんべん」のような日常的な呼び方と、「水」「人」のような元の形があります。辞典やサイトによって表記が少し違うことがあるため、検索する時は部首名と漢字の形の両方で確認すると見つけやすくなります。

へん、かんむり、あし、かまえの位置に部首カードを並べた説明図
部首は左・右・上・下・囲みなど、漢字の中の位置で呼び方が変わります。

へん・つくり・かんむり・あし・たれ・にょう・かまえの違い

部首の位置を表す言葉を知っておくと、部首一覧をかなり探しやすくなります。学校や漢字辞典では、次のような分類で説明されることが多いです。

呼び方位置代表例覚え方
へん左側にんべん、さんずい、きへん、ごんべん左右に分けた時の左側
つくり右側りっとう、おおざと左右に分けた時の右側
かんむりくさかんむり、うかんむり、あめかんむり漢字の上にのる形
あしこころ、れんが、ひとあし漢字の下で支える形
たれ上から左へかかるまだれ、がんだれ、やまいだれ上から垂れ下がる形
にょう左から下へ回るしんにょう、えんにょう、そうにょう左下へ回り込む形
かまえ外側を囲むもんがまえ、くにがまえ、はこがまえ中の部分を囲む形

たとえば「近」は左下から回り込む「しんにょう」、「園」は外側を囲む「くにがまえ」、「病」は上から左へかかる「やまいだれ」です。形の位置を先に見ると、部首一覧のどのグループを探せばよいか見当をつけやすくなります。

部首索引で漢字を調べる手順

部首索引を使う時は、いきなり全部の部首を見るより、次の順番で絞り込むと早く見つかります。

  1. 漢字を大きな部分に分ける:左右、上下、囲み、左下など、形のまとまりを見ます。
  2. 意味に関係しそうな部分を選ぶ:水、手、心、言葉、木、口など、漢字全体の意味とつながる部分を優先します。
  3. 部首の画数を数える:さんずいは3画、くさかんむりは3画、しんにょうは辞典によって扱いが異なることがあります。
  4. 部首内で残りの画数を見る:部首を除いた部分の画数や、総画数で候補を絞ります。
  5. 候補の読み・意味を確認する:似た字や旧字体がある場合は、用例まで確認します。
ポイント:読み方がまったくわからない場合は、手書き入力で候補を出してから部首を確認すると効率的です。詳しい手順は手書きパッドで読めない漢字を調べる方法でも解説しています。

間違えやすい部首の見分け方

部首は「目立つ場所」ではなく「分類上の中心」になる部分です。そのため、見た目だけで判断すると迷いやすい字があります。

漢字迷いやすい見た目確認したい部首理由の目安
門が大きい「聞く」は耳に関係するため
門が大きい「問う」は口でたずねる意味に関係するため
田が上にある考える・思う働きに関係するため
官が目立つ食べ物や施設名に関係する分類で扱われるため
動が大きい人の動作・仕事に関係するため

ただし、部首の分類は辞典の方針や旧字体の扱いで説明が少し変わることがあります。正式な文書、名前、古い資料で字形を確認する場合は、旧漢字一覧と新字体対応表旧字体変換ツールもあわせて見ると安心です。

目的別:部首一覧の使い分け

同じ部首一覧でも、学習、読めない漢字の検索、旧字体の確認では見るべきポイントが違います。

目的見るポイントおすすめの進め方
小学生・中学生の学習位置名と代表部首へん、つくり、かんむりなどを例字と一緒に覚える
読めない漢字を調べる見えている部首と総画数手書き入力、部首索引、総画索引を組み合わせる
名前や人名の漢字確認旧字体・異体字との違い部首だけでなく字形全体を原本と照合する
中国語の簡体字・繁体字確認日本語漢字との字形差簡体字一覧繁体字一覧で対応を確認する
ポスターやデザイン字形の見え方漢字フォントの選び方で可読性を確認する

部首を覚えるコツ

部首は、単独で暗記するより、意味のまとまりで覚えると忘れにくくなります。たとえば、氵を見たら水、忄を見たら心、艹を見たら植物、言を見たら言葉、辶を見たら移動というように、漢字全体の意味と結びつけます。

また、似た部首をまとめて比べるのも有効です。「礻」と「衤」、「月」と「肉月」、「阝」の右側と左側の違いなどは、形が似ていても意味の系統が変わります。読めない漢字を一つ見つけたら、同じ部首の漢字を3つほど並べて見ると、共通する意味がつかみやすくなります。

  • 形で覚える:左右、上下、囲みなど位置で分類する。
  • 意味で覚える:水、心、手、口、木、言葉などのグループにする。
  • 例字で覚える:部首だけでなく、海・情・話・林のような実際の漢字で確認する。
  • 調べ方とセットで覚える:読み方が不明な時に、部首索引へ進めるようにする。

よくある質問

読み方がわかる場合は音訓索引、部首がわかる場合は部首索引、どちらも不明な場合は総画索引や手書き入力を使うのが基本です。部首は意味に関係する部分から推測しますが、迷う漢字は辞典で確認してください。

へんは左側、つくりは右側、かんむりは上、あしは下にある構成部分を指します。ほかに、たれ、にょう、かまえなど、漢字を囲んだり上から左へかかったりする部首の位置があります。

すべての漢字で一目で確実に見分ける方法はありません。意味に関係する部分を優先して推測し、悩む字は部首一覧や漢字辞典で確認するのが安全です。

参考になる外部リソース

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